コマンドラインでワークフローを実行する
AlteryxプログラムファイルのルートディレクトリにあるAlteryxEngineCmd.exe
を使用して、コマンドラインからワークフローを実行することができます。AlteryxEngineCmd.exe
を使用するには、Engine APIライセンスが必要です。
例
AppValues.xmlの「Workflow > Path」タグ内の分析アプリを実行します。
AlteryxEngineCmd.exe MyWorkflow.yxmd
AlteryxEngineCmd.exe MyAnalyticApp.yxwz AppValues.xml
AlteryxEngineCmd.exe AppValues.xml
戻り値の例:
0: 成功
1: 警告が存在する
2: エラーが存在する
コマンドラインからワークフローを実行するには、コンピュータのパスシステム変数にAlteryxルートパスを追加します。
システム変数へのアクセスはオペレーティングシステムによって異なります。以下は一般的なプロセスです。
デスクトップ上で、コンピュータのシステムセキュリティオプションにアクセスします。
詳細オプションにアクセスします。
環境変数にアクセスします。
パス変数にアクセスします。
変数を編集するには、Alteryxパスを入力するか貼り付けます。既定のパスは
C:\Program Files\Alteryx\bin
です。
Alteryxのルートフォルダー内からAlteryxEngineCmd.exeを実行していない、または以下の実行可能ファイルへのパス全体を使用していない限り、この方法を使用します:
"C:\Program Files\Alteryx\bin\AlteryxEngineCmd.exe" MyWorkflow.yxmd
エンジンオプション
AlteryxEngineCmd.exeは公開されているコマンドラインインターフェースです。これを呼び出すと、ワークフローまたは分析アプリケーションを実行できます。
AMP Engineを有効にせずにワークフローを保存した場合、Windowsプラットフォーム上でAMP Engineを使用してワークフローまたは分析アプリケーションを実行できる/amp
オプションを利用できます。/amp
オプションは、Designerインターフェースワークフロー設定のランタイムタブの[AMP Engineを使用する]チェックボックスと同じように使用できます。
エンジンを指定しない場合は、ワークフローが保存されたときに設定されたエンジンのバージョンが使用されます。
関数
ワークフロー
AlteryxEngineCmd.exe MyWorkflow.yxmd
この関数は、コマンドラインで標準のAlteryxワークフロー(.yxmd)を実行します。これは一連のワークフローをバッチとして順番に実行する必要がある場合に便利です。
例
AlteryxEngineCmd.exe MyWorkflow1.yxmd
AlteryxEngineCmd.exe MyWorkflow2.yxmd
AlteryxEngineCmd.exe MyWorkflow3.yxmd
分析アプリ
AlteryxEngineCmd.exe MyAnalyticApp.yxwz AppValues.xml
この関数は、分析アプリ(.yxwz)を実行し、AppValues.xml
のパラメーターを使用して分析アプリを動的に構成します。
AppValues.xml
ファイルを構築する最も簡単な方法は、Alteryxインターフェースに分析アプリを構築することです。アプリを作成したら、[インターフェースデザイナー] > [テストビュー] > [ビュー]の順に開きます。XMLをテキストエディタに貼り付け、ファイルをXMLファイルとして保存します。
例
"<WizardValues ShowDebugMessages='False'> <Value name='FILEINPUT'>TEST.CSV</Value> </WizardValues>"
AlteryxEngineCmd.exe AppValues.xml
この関数は、YXWZとXMLパラメーターの代わりにXMLパラメーターを使用し、YXWZ参照をXMLに埋め込む以外は、上記のオプションと同じです。
例
"<WizardValues ShowDebugMessages='False'> <Module>MyAnalyticApp.yxwz</Module> <Value name='FILEINPUT'>TEST.CSV</Value> </WizardValues>"
AlteryxEngineCmd.exe "<<引用符またはラインフィードのない生XMLデータストリーム>>"
この関数には、分析アプリ内の質問に対する回答が含まれています。分析アプリのXMLには、アプリの質問に対する回答が含まれています。
例
AlteryxEngineCmd.exe "<WizardValues ShowDebugMessages='False'><Module>MyAnalyticApp.yxwz</Module><Value name='FILEINPUT'>TEST.CSV</Value></WizardValues>"