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- SharePointアプリ専用認証用の証明書の作成
SharePointアプリ専用の認証を有効にするには、証明書を作成し、Azureポータルにアップロードして、プライベートキーを取得する必要があります。
アプリ専用の認証は、すべてのSharePointコネクタバージョンのSharePointリストと、バージョン2.7.2以降のSharePointファイルで機能します。
このアプリ専用の認証は、DCM経由でのみサポートされています。DCM - Designer
証明書を作成するには
コンピューター上に空のフォルダーを作成します。
フォルダーにテキストファイルを作成します。
「Azure ADアプリ専用のアクセスを許可する」ページから、PowerShellスクリプトをコピーし、テキストファイルに貼り付けます。
テキストファイルの名前を次のように変更します。
Create-SelfSignedCertificate.ps1
フォルダーでWindows PowerShellを実行します。
テキストファイルが含まれるディレクトリに移動します。この操作を行わないと、次の手順が失敗します。
コマンドをコピーします。
.\Create-SelfSignedCertificate.ps1 -CommonName "myCertificate" -StartDate 2022-09-25 -EndDate 2023-10-25
引用符で囲まれた CommonName 値は、作成している証明書の名前です。この値の一意の名前を入力します。StartDate を現在の日付に、EndDate を任意の日付に変更します。
コピーしたコマンドに上の変更を加えたものをWindows PowerShellに貼り付け、Enterキーを押します。
Windows PowerShellより、プライベートキーを保護するためのパスワードの入力 を求められます。
後の手順で非常に重要になるため、パスワードは必ず覚えておいてください。
Windows PowerShellは、MyCertificate.pfx と MyCertificate.cer という2つのファイルを作成します。
証明書をAzureポータルにアップロードするには
Azureポータルにサインインし、次のパラメーターを使用して新しいアプリケーションを登録します。
名前: 任意の名前。
サポートされているアカウントの種類: この組織ディレクトリ内のアカウントのみ(アカウント名のみ - シングルテナント)。
[APIのアクセス許可] > [アクセス許可の追加] > [API アクセス許可のリクエスト] > [SharePoint]の順に選択します。
[アプリケーションのアクセス許可]を選択して、必要な権限を追加します。
[管理者権限を付与 する] を選択し、[はい] を選択します。
前の手順を完了したら、「証明書とシークレット」に進みます。アプリにクライアントシークレットを追加しないでください。証明書ベースの認証フローの妨げとなります。
[証明書のアップロード] を選択し、コンピューターからCER証明書をアップロードします。アップロードが完了したら、[追加] を選択します。
[マニフェスト] に移動し、KeyCredentials を見つけて、customKeyIdentifier を 拇印 としてコピーします。これは後で使用します。これでアプリが登録され、証明書がリンクされました。
プライベートキーを取得するには、OpenSSLを使用してPFXファイルをPEMファイルに変換します。
コマンドプロンプト を実行します。
PFXファイルが含まれるフォルダーに移動し、次のコマンドを実行します。
openssl pkcs12 -in MyCertificate.pfx -out MyCertificate.pem -nodes
証明書作成プロセスの手順8で使用した PFXパスワード を入力します。
メモ帳でPEMファイルを開き、次を含むプライベートキーをコピーします。
-----BEGIN PRIVATE KEY-----
次まで
-----END PRIVATE KEY-----
セットアップを完了するには
Azureポータルに新しく登録されたアプリから、 ClientID と TentantID をコピーします。
これら4つの資格情報をすべて取得したら、SharePointリストサービスプリンシパル認証 を使用してサインインできます。
クライアントID
テナントID
拇印
プライベートキー